生活クラブ愛知

生活クラブ愛知で取り扱っている豚はすべて、お米やトウモロコシ、大豆の油かす、大麦などを配合した飼料で育てられているのが特徴。肉質の良い豚が育つよう、飼料について研究を重ね、適切な配合割合を導き出しています。遺伝子組み換えを行わず、農薬も使用していない植物性の原料を中心とした飼料を、豚の成長のタイミングに合わせて与えています。なお、農場から出荷された豚が精肉されるまでにかかる期間は最短4日です。加工、包装、流通のどの段階においても冷凍せずに短期間で届けることで、鮮度を保っています。

生活クラブ愛知は科学的な観点から食材の品質を確認することにこだわりをもっています。検査室が用意されており、微生物検査や放射能検査、理化学検査（残留農薬・動物用医薬品・食品添加物・アレルゲン）、放射能検査（青果のみ）を実施。基準値を超えた、一定の品質の食材だけを供給しています。検査結果を生産者に報告できる態勢が整えられているため、万が一問題が発生してもスピーディーな改善対策を立てられるのです。

商品を「消費材」と呼んでいる生活クラブ愛知。その理由は、「売るための商品」ではなく「消費するもの」と捉えているためです。生活クラブ愛知の組員は共同購入を通して、生活者の視点に立ち、市場にある商品の存在について検討し直す必要があると気付きました。そこで、共同購入する「もの＝材」を消費材と呼ぶことにしたのです。また、生活クラブ愛知では米・牛乳・鶏肉・畜肉・青果物を「ビジョンフード」と呼んでいます。ビジョンフードとは家庭で消費される食材のこと。ビジョンフードを広めることで国産自給力を向上させ、次世代を担う子どもたちが健康に暮らせる社会づくりを目指しています。