食材宅配の注文方法には定期便と都度購入の2種類があります。業者によっては注文方法を選択できるところもあり、定期便の感覚も週1であったり各週だったりなどさまざまです。都度購入は自分で必要なものを選択し、好きな量だけ注文するシステムであり、単品購入できるのも特徴の一つ。一方で、定期便は自動的に決まった周期で配送してくれるシステムであり、自分で注文する商品を選ぶ必要がありません。どちらの注文方法が適しているかは利用者によって違うので、各注文方法の特性について理解しておくのが大切です。
定期便は自動で商品を追加して発送してくれるので、買い忘れることがありません。良く使う調味料など、ないと困るものが不足して料理ができない可能性が減ります。特に季節やイベントなどで品切れになりやすい商品も、定期購入しておけば確実に手にできるでしょう。買い物に出かける前に必要なものをメモしたり、買い忘れをしてもう一度出かけたりなど、面倒な場面が起こりにくいのは定期購入の大きなメリットです。
あらかじめ設定しておいた商品が設定した個数分必ず届くので、定期便には食材の消費が間に合わなくなる可能性があります。使いきれずに未使用のまま商品が溜まっていくのは無駄な出費であり、もったいないです。このような事態を防ぐためにも、定期便を検討している場合は宅配感覚をいつでも変更できるサービスを選択するのがおすすめ。必要に応じて食材宅配を停止したり、休止したりできるのは重要な要素です。お届け間隔も一つの種類しかないところではなく、週1や1カ月、2か月など、色々なスパンで用意されているところが良いでしょう。
都度購入は非常に分かりやすい注文システムになっています。カタログに載っている商品から欲しいものを選び、注文すれば届くという至ってシンプルなシステムです。定期便の場合だと、業者ごとに細かくルールが定められていたり、コースやオプションが違ったりしますが、都度購入は分量も自分の裁量で決められるので自分の希望を通せます。食べてみて気に入らなければ次は違うものを注文するなど、利用しながら購入する商品を変更することも簡単。数カ月利用してなくても、急に病気になったり、もう一度利用してみたくなったりしたときも、都度購入であれば手軽に復帰することが可能です。自分で購入のタイミングを自由に変更できるのは都度購入ならではのメリットといえるでしょう。
送料や代金の割引など、サービスの特典を受けられないことが多い都度購入。購入のタイミングによっては小刻みに注文することになり、余計に送料がかかってしまう可能性があります。頻繁に利用する際は、送料についても考慮しなければ、家計の負担になってしまうでしょう。